クラブ初10万人へ-。男子プロバスケットボールのBリーグ・レバンガ北海道は19日、次節の大阪2連戦(21、22日、旭川市総合体育館)に向けた練習を札幌市内でメディアに公開した。ワイルドカード2位の栃木が2勝した時点で、チャンピオンシップ出場権を失う。折茂武彦選手兼社長(47)は「来季のステップアップのためにも、最後まであきらめない」と連勝を期した。

 前節終了時のホーム観客数は9万6867人。今季のBリーグで千葉に続く2チーム目、クラブ初の年間10万人に、3133人と迫る。大阪戦は両日とも前売り券約1500枚を販売しており、2戦目での達成を見込む。さらに残り2試合を加えると1試合平均3500人、30試合計10万5000人の今季目標をクリアする。折茂は「500人ぐらいしか観客がいない中でプレーしていた時とは、全く気持ちが違う。勝つことは責任」と話す。

 来季、札幌・北海きたえーるの観客席に、LEDの広告掲示板を張り巡らせる計画がある。画面切り替えによるスポンサー数の増加と、アリーナ全体のエンターテインメント感の上昇を狙う。「千葉の15万人を考えると(10万人は)通過点。チームの強化も、ファンサービスも、さらなる高みを目指したい」と横田陽CEO(41)。まずは旭川2連戦で、山を1つ越える。【中島洋尚】