メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。自身通算74回目。

 予選Q1、Q2ではフェラーリのセバスチャン・フェテルがトップタイムを記録する一方で爪を隠していたハミルトンだったが、Q3になって急激にペースアップ。他車がスーパーソフトタイヤを1周保たせるのに苦労してソフトタイヤでのアタックに活路を見いだそうとする中、完璧なアタックでスーパーソフトを使いこなし1分16秒173という最速タイムで従来のコースレコードである昨年のポールタイムを一気に3秒も縮めてみせた。

 「しばらくポールポジションを獲得することができていなかったから、僕にはどうしてもこのポールが必要だったんだ。2位バルテリとは0・040秒差というものすごい接戦だったけど、とてもうれしいよ」

 トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが12位で予選を終え、明日の決勝は新品タイヤでスタートする権利を得た。一方ブレンドン・ハートリーは直前のフリー走行3回目で大きなクラッシュを喫し、マシン後方に大きなダメージを負ってギアボックスやパワーユニットを交換することとなり予選には出走せず。フリー走行の実績などから最後尾グリッドからの決勝出走は認められる見込み。(米家峰起通信員)