平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銅メダルのLS北見が日本選手権を制した富士急に3連勝で、今秋予定のパシフィック・アジア選手権代表権を獲得した。

 2連勝で迎えた第3戦は7-6で競り勝った。同点の最終エンドは有利な後攻。ガードストーンを有効に使い相手に重圧をかけ、白星を呼び込んだ。

 チームは昨年9月の平昌五輪代表決定戦に合わせて昨年5月から始動。約1年に渡る長いシーズンを地元での勝利で締めくくり5人は充実した表情を見せた。五輪後も海外遠征があり疲労感はあったがスキップ藤沢五月(26)は「たくさんの方々の前で良い試合がしたいと思い、できたのですごい良かった」と会場に集まった約600人に感謝した。試合後は観客とハイタッチを交わし、今大会のテーマに掲げた「大感謝祭」を締めた。

 24日に27回目の誕生日を迎える藤沢は「良い形で26歳を終えることができた。シーズンが終わったので家族と温泉に行きたい」と笑顔。来季に向けて本橋麻里(31)は「これからはいばらの道。次のシーズンに向けてどんなオフを過ごすか時間の使い方が大事になる」と気を引き締めた。