世界ランク6位の日本は同7位のイタリアをフルセットの3-2(20-25、25-23、20-25、25-23、15-11)で破って3勝4敗とした。イタリアは2勝5敗。

 日本は1-2と追い込まれた第4セット、セッターを田代佳奈美(27=東レ)から冨永こよみ(29=上尾)に代えてスタート。イタリアのミスもあってリードを奪いながら、サーブレシーブが乱れて逆転される苦しい展開になった。しかし、黒後愛(19=東レ)の連続得点で抜け出して2-2とすると、最終セットは集中力を発揮。粘ってつなぐバレーでイタリアのミスも誘って逆転勝ちした。黒後はチーム最多の16得点をマークした。

 日本は30日、世界1位の中国と対戦する。

 

 ◆寺廻太強化委員長の話 監督はじめスタッフ、選手全員が先週の豊田大会、ホームゲームでの反省を行い、とことん話し合ってイタリア戦に臨んだ。その結果、3-2の激戦を勝利で飾ることができた。次はフルメンバーをそろえた中国との一戦。チャレンジ精神で勝利を目指す。

 ◆ネーションズリーグ 国際バレーボール連盟がワールドグランプリに代わる大会として今年新設。16カ国が世界各地で週に3試合ずつ5週にわたって総当たりの1次リーグを戦い、6月27日からの決勝ラウンドには開催国の中国と上位5カ国が出場し、優勝を争う。