アンダーソンとイスナーの熱戦は記録ずくめとなった。主催者によると、132回を数える大会で6時間36分は全種目を通じ、準決勝の最長試合時間。合計99ゲーム、1セットで50ゲームも準決勝ではいずれも史上最多となった。

 イスナーはマユ(フランス)を下した2010年大会1回戦で、3日間に及ぶ11時間5分のテニス史上最長試合(6-4、3-6、6-7、7-6、70-68)を演じた。右足にまめができ、左のかかとに痛みが出たという今回も再び歴史に残る試合となったが「慰めにはならない」。最終セットのタイブレーク導入を訴えたアンダーソンに同意し「ルール変更に賛成する」と主張した。