2004年世界空手道選手権男子組手70キロ級のチャンピオン永木伸児(35)が地元開催の意地を見せた。

 組手、型ともに3位の好成績を残した。組手では準決勝で今大会を制した香川幸允(30)との接戦勝負に会場がわき、型では得意の雲手でベテランの演武を披露した。永木は「ナショナルチームという一線を退いたが、日本を代表する後輩たちがたくさん出場している。地元開催なので恥ずかしくない試合をしたかった」と心境を話した。一般男子組手に出場した29人では最年長。現在は総本部の指導員として国内外で空手の普及に多忙を極めるが、さらなる先進の空手を追い求めている。