リオデジャネイロ・オリンピック体操女子代表の宮川紗江(18)が、指導を受ける速見佑斗コーチ(34)の無期限登録抹消処分に関して29日に会見することになった。速見コーチは宮川への暴力行為を理由に日本体操協会から処分を受けたが被害者であるはずの宮川は21日に「パワハラには感じていない」と直筆の文書で擁護。会見では自らの口で事実関係を明かし、引き続き同コーチの指導を受けることを望むとみられる。

日本協会は31日に速見コーチが指導者の地位保全を求める仮処分を申し立てた東京地裁に説明を行い、9月3日にはスポーツ庁、日本オリンピック委員会(JOC)に報告する。宮川は日本協会の調査や処分、報道の内容にも不満をもっているとされる。