フィギュアスケートの男女混合3地域別対抗戦、ジャパン・オープンで日本が合計621・91点で2年ぶりの優勝を果たした。

男女2人ずつ、フリーのみで争う大会。男子は、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダリストの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が186・69点で1位、織田信成(31)が176・95点で2位とトップ2を独占。女子は平昌五輪6位の坂本花織(18=シスメックス)が130・28点で2位、同4位の宮原知子(20=関大)が127・99点で3位だった。欧州が558・14点で2位、北米が516・45点で3位だった。

昨年の男子3位から一転、1位でチームの優勝をけん引した宇野は「去年は間違いなく自分のせいで負けた。今年は足を引っ張らず、ちゃんと優勝できたことをうれしく思います」と喜んだ。フリー「月光」では、冒頭の4回転サルコーで着氷が乱れ、続く4回転フリップで転倒も、その後は持ち直し、ほぼ完璧な演技を披露。演技後は満足そうにうなずいた。

ISU(国際スケート連盟)非公認記録ながら、初戦ロンバルディア杯の172・05点を10点以上更新する、今季世界1位相当のスコア。今季からルールが変更され、男子のフリー時間は4分半から4分に短縮。慣れないこともあり、初戦では息も絶え絶えに何とか滑りきった状態だったが、この日は最後までゆったりと演技を通した。「最初の2本のジャンプも含め、もっともっといい演技をしていけたら」とここからさらに磨きをかける。