昨季2位関学大と3位京大伝統の「関京戦」は、終盤に2TDを奪った関学大が勝利し、開幕から5連勝を飾った。

試合は、第3クオーター(Q)まで、関学大が再三エンドゾーンに迫るものの、TDを奪えず、3つのFGを決めるのみにとどまった。

迎えた第4Q、関学大がエンドゾーン1ヤードまで迫ると、最後はRB山口祐介(4年)が、「あれは、RBが取らなアカン仕事。意地で取りました」と決死のダイブでTDを決めた。これで主導権を握った関学大が、難敵を破り5連勝した。

試合後、鳥内秀晃監督(59)は、「向こうが一生懸命パシュートしてた。やっぱり意地がある」と、伝統の「関京戦」ならではの難しさに渋い表情。それでも「いろいろ、目の前で見せられて、今後のためにいい勉強になった」と、無傷の5連勝で、2年ぶりの優勝に向けてひた走る。

一方、敗れた京大はこれで2勝3敗。関学大に5勝目を献上し、2節を残しV争いから脱落する痛い黒星となった。