サッカーの川崎フロンターレJ1優勝に続くべく、バスケットボールでも「川崎」が勝利を収めた。Bリーグ中地区2位の川崎ブレイブサンダースが、昨季王者で現在東地区3位のアルバルク東京に79-66で勝利し、連勝を5に伸ばした。

主将の篠山竜青(30)が第2クオーター(Q)、鮮やかな3点シュートでB1個人通算1000得点目を決めた。「ちりも積もればと言いますし、こつこつ続けていければ」。この日J1優勝を決めた川崎フロンターレとは同じ等々力を本拠地とし、過去には両試合をはしごするコラボチケットも販売されたこともある。篠山は川崎Fの中村憲剛と対談した経験もあり、「去年の逆転劇もすごかったし、リーグ2連覇は本当に難しいこと。一緒に川崎を盛り上げていきたいですね!」と祝福した。

先発した川崎のシューター辻直人(29)が第1Qから攻撃をけん引し、3点シュート3本を含む15得点と躍動。辻は10月の開幕戦で右足かかとを負傷した影響もあり、約1カ月間調子が上がらない苦しい時期もあった。「今はコンディションも良くなっていて、ほぼ万全でプレーできる久々のこの感じがうれしい」と笑顔を見せ、来週から始まる日本代表候補の活動に向けても「これからに向けて自信になる」と続けた。4月に日本国籍を取得した川崎の得点源、ニック・ファジーカス(33)にもアシストをするなど「ツジーカス」コンビの好連係も見せ、昨季王者を破った。