フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(6日開幕、カナダ・バンクーバー)に出場する日本代表選手が4日(日本時間5日)、バンクーバー郊外で練習を行った。

五輪2連覇の羽生結弦(23=ANA)が右足首の故障で無念の欠場となり、平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が日本男子唯一の出場。夕方にはフリー「月光」の曲をかけての通し練習で、4回転サルコーなどを成功させ、大きなミスのない演技を披露した。

女子はシニア1年目でのGPファイナル制覇が期待される紀平梨花(16=関大KFSC)、平昌五輪4位の宮原知子(20=関大)、同6位の坂本花織(18=シスメックス)が調整。紀平は夕方の練習で代名詞のトリプルアクセル(3回転半)に3回転トーループと2回転トーループをつけた3連続ジャンプを成功させるなど、念入りに自らの状態を確認していた。

ジュニア男子には17歳の島田高志郎(17=木下グループ)も出場。シニア男女、ジュニア男子のいずれも、ショートプログラム(SP)は6日(日本時間7日)に行われる。