世界ランキング9位で第2シードの錦織圭(29=日清食品)が4強に進出した。同19位グリゴール・ディミトロフ(27=ブルガリア)と対戦し7-5、7-5で勝利した。17年世界3位にもなった強豪を下し、対戦成績は錦織の5勝1敗となった。

試合後の錦織は「厳しい試合になると思っていた。(ディミトロフ戦は)いつもタフな戦いになる。いいテニスができてよかった」と振り返った。

復活の年だった18年を経て、19年は飛躍の1年にする。「トップ5を目指している。それが次の目標。今年はいいスタートが切れていると思う」と力強く話した。

準決勝の相手は、この日、予選から勝ち上がった内山靖崇(26=北日本物産)を下した同40位ジェレミー・シャルディー(31=フランス)。錦織は「ウッチー(内山)とやりたかった気持ちもあった。シャルディーは素晴らしい選手。しっかり回復して試合に備えたい」と次戦をにらんだ。