体操男子で昨年の世界選手権団体総合銅メダルの萱和磨(22=順大)が二足のわらじで東京オリンピック(五輪)を目指すことになった。

10日、4月から所属するセントラルスポーツの千葉県内での新加入選手発表会に出席。春から順大大学院進学を明かし、「セカンドキャリアのことも考えました。一度勉強を離れると、なかなか難しそうだったので」。来年の母国五輪へ、競技と勉学で精進する。研究テーマは検討段階で、体操にプラスになる分野を念頭に置く。

昨年の世界選手権では個人総合でも6位入賞した。社会人1年目の目標は「セントラルで初の世界代表」。秋のドイツでの世界選手権でトップを狙う。「Dスコア(難度)よりEスコア(出来栄え)の向上を目指して、中国選手に勝てるようにしたい」と誓った。

順大の同期となる谷川航、千葉健太、鹿屋体大の前野風哉も加入する。