フィギュアスケート女子で今季国際大会無敗と躍進している紀平梨花(16=関大KFSC)が15日、大阪・高槻市内の同大学リンクで練習を公開した。

初出場初優勝を果たした4大陸選手権(米アナハイム)では、大会前の練習で左手薬指を亜脱臼。帰国後の様子や、3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)への意気込みを語った一問一答は以下の通り。

-現在の状態は

紀平 指も少しずつ痛みがマシになってきたので、今はオランダ(チャレンジカップ、21日開幕)と世界選手権に向けて調整していこうかなと思っています。

-指の具合は

紀平 こけたらダメなんですけれど、だいぶ(指を守る)装置も作ってもらってやりやすくなりました。

-オランダを経て、1カ月後に世界選手権もある

紀平 まずは調子を落とさずに、自信をもって世界選手権に挑むためにも、オランダでいい成績を残したい。あとは毎日いろいろな振り付けとかも気にしながら、いい演技ができるようにしたいなと思っています。

-GPファイナル、4大陸選手権、世界選手権で3冠すれば日本勢初になる

紀平 やっぱり今まで(今季は)何度か優勝もできたけれど、一番重要な試合は世界選手権。そこで勝たないと。今までやってきていても世界選手権(が大事)と思っているので、とにかく世界選手権で今まで以上のショート(プログラム、SP)、フリー、完璧な演技で自己ベストを更新したいと思います。

-世界選手権は日本開催

紀平 今まで日本の試合はあったけれど、少ない。それにすごくたくさんの方が入る会場(さいたまスーパーアリーナ)なので、いい演技で、今までの感謝の気持ちをあらわせられるような演技をしたいです。

-シニアになってからのフリーは7大会全て1位。何点差なら逆転できると思えるのか

紀平 相手のフリーの演技にもよると思うので…。どの選手も完璧な演技をすれば、巻き返せないこともあると思うので。今までは何とか巻き返せていたけれど、相手の演技にもよると思うので、何点差かはちょっと分からないけれど、完璧な演技をすれば、だいぶ巻き返しができる。それでもショート(SP)でしっかり決めないと、世界選手権ではみんないい演技をしてくると思う。何とかミスのない演技をしたいと思います。