開幕戦で、2番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)が逆転優勝を飾った。

スタートで首位に立ったボッタスはそのままハミルトンを引き離していき、フェラーリのピットインに対応するために動いたルイス・ハミルトンに対し、ソフトタイヤのまま長く引っ張ったボッタスはさらに大きなマージンを得ることができた。

最終的に20.886秒という大差で優勝し、今年から導入されたファステストラップポイントも得て26点を獲得した。

「何と言っていいのか分からないよ。とても良いスタートを切ることができた。間違いなく僕にとってこれまでのベストレースだね。今日は本当にマシンが素晴らしいフィーリングだったよ」

2位に終わったハミルトンも「バルテリは素晴らしい仕事をした。僕らはチームとして思っていた以上の良いスタートを切ることができたよ」と開幕前テストからの挽回を喜んだ。

3位に入り表彰台に立ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「セバスチャンを抜かなければならなかったけどそれができてルイスの背後に迫ることができたんだ、ハッピーだよ。ホンダにとっても今回の参戦で初めての表彰台だ。彼らのためにもうれしいよ」とレースを振り返った。ホンダにとっては2008年イギリスGP以来の表彰台獲得となった。(米家峰起通信員)