女子78キロ超級で、個人戦初出場の素根輝(そね・あきら、19=環太平洋大)が金メダルを獲得した。決勝戦でオルティス(キューバ)を延長戦の末、反則勝ちで破った。

素根は「先に先に攻めてペースをつかんで試合をしたかった。そこはできたかなと思います」と試合を振り返った。

昨年は全日本選抜体重別選手権と全日本選手権で連勝しながらも世界選手権の個人代表から落選。悔しさを胸に、座右の銘の「3倍努力」を体現して、稽古に没頭した。同12月のワールドマスターズ大会、今年4月の全日本選手権を制すなど着実に結果を残してきた。

「東京オリンピックには自分が行って必ず金メダル、という気持ちです」。力強く東京五輪をにらんだ。

◆素根輝(そね・あきら)2000年(平12)7月9日、福岡県生まれ。小1で柔道を始める。福岡・南筑高-環太平洋大。17、18、19年全日本選抜体重別選手権優勝、18年マスターズ大会優勝。左組み。得意技は大内刈り。趣味はYouTube視聴。162センチ、110キロ。