午前10時、台風19号の影響で前日にキャンセルとなったF1第17戦日本GPの予選が行われ、フェラーリのセバスチャン・フェテルがポールポジションを獲得した。

フリー走行ではメルセデスAMGに対して後れを取っていたフェラーリ勢が予選最後のQ3で息を吹き返し、フェテルが最速タイムを記録。僚友シャルル・ルクレールも0・189秒差の2位で続きフロントロウを独占した。

「晴天に恵まれて良かったけど金曜とは全く違うコンディションだったし、フロントロウを取れるとは予想していなかったよ。S字で向かい風だったから(ダウンフォースが増加して)クルマのフィーリングは最高だった。でもまだ仕事の一部が終わったに過ぎない。本番は午後の決勝だよ」

2位のルクレールは「今日はセバスチャンには勝てなかった。決勝ではメルセデスAMG勢が速いはずだ」と警戒。メルセデスAMG勢ではバルテリ・ボッタスの3位が最上位という結果になったが、「マシンの全力を引き出すことができたし自分としては良い気分。フェラーリはいつも予選で隠し球を持っているし、これ以上は不可能だった。でもこれで勝負が決まったわけじゃない、本番は数時間後だ」と振り返った。

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが0・787秒と大きな差をつけられ5位。アレクサンダー・アルボンも1/1000秒まで同タイムを記録したが、記録した順で順位が決まり6位。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは9位、ダニール・クビアトは14位という結果になった。

決勝は当初の予定通り午後2時10分から行われる。(米家峰起通信員)