ウィザーズの八村塁(21)が本拠地初戦となるロケッツ戦で先発し、本拠地デビューを果たした。35分31分プレーし、自己最多23得点、5リバウンドを記録。NBAでは初の3点シュートを3本決めたが、チームは競り負け「オフェンスはいい形でできたが、ディフェンスで甘い部分があった。チームとしても僕としてもしっかり直していかなければならない」と振り返った。

試合開始直前にはエースのビールと2人でセンターコートに立ち「皆さんこんにちは、八村塁です。きょうは日本人がいっぱいここにいるということで、うれしいです」などと日本語であいさつ。大きな拍手を浴びた。

第1クオーター(Q)残り7分50秒でフックシュートを決めたのがこの日の初得点。さらにジャンプシュートやフリースローなどで得点を重ねた。

第2QにはNBA入り後初の3点シュートに成功。残り9分35秒、中央にいたビールからのパスを右サイドで受けてしっかり狙い澄まし、ネットが揺れると手を大きくたたいて喜んだ。デビュー4戦目、通算9度目の試投で初めて決め「(これまでも)言っていたようにスリーには自信がある。気持ちいい感じで、いつも通り行った」と胸を張った。

残り6分19秒ではくるりと体を回転させながらのジャンプシュートにも成功するなど、前半だけで13得点、4リバウンドを記録した。

第3Qでも3点シュートを2本決め、コート上で会心の笑顔を見せた八村。両チームが激しく得点を奪い合う中で、第4Qではゴール下でパスを受けてのシュート追加点を挙げた。

午前からの練習後に八村は「本当に始まったんだなという感じ。ホームで観客もいっぱい集まると思うので、すごく楽しみにしている」と話していた。地元ファンの声援を受けながら、はつらつとしたプレーを見せた。