ウィザーズ八村塁(21)がホームでキャバリアーズ戦に開幕から8試合連続で先発出場した。

しっかり切り替えた。6日(同7日)のペーサーズ戦では21分の出場で5本のシュートをすべて外し初の無得点という屈辱的な結果となったが、この日は第1クオーター(Q)序盤からボールをもらうと積極的にシュートを狙った。初得点は残り9分33秒、左サイドでボールを受けると相手のマークを避けながら2点シュートをしっかり決めた。さらに残り6分39秒ではゴール前に素早く走り込み、トーマスからのパスをゴール下フリーでもらってシュートを入れた。

2勝5敗と調子の上がらない両チームの対戦だったが、ウィザーズは第1Q開始早々10点差を付けられる苦しい展開。ディフェンスもうまく機能せず、終盤追い上げるも26-30で終えた。八村は7分出場で5得点、1アシスト、1スティールだった。

第2Qも立ち上がりに点差を離されたウィザーズ。八村は残り9分37秒から出場した。直後の残り9分2秒、ブライアントからのパスをゴール下フリーで受けると、余裕のダンクを決め、会場を沸かせた。終盤には自分で持ち込むミドル、ゴール下に走り込み、レイアップシュートと、積極的に攻撃参加。その後も立て続けに2本のシュートを決めた。フィールドゴールは7本打ってすべて成功と終盤にかけて一気に流れを引き寄せた。

それでもチームは簡単なミスを連発、自滅的なターンオーバーを繰り返し、ホームの観客が静かになるシーンも。第1、2Qそれぞれ30失点以上とこの日も守備がかみ合わず、52-67で前半を折り返した。八村はチームトップの15得点、4リバウンド、1アシスト、1スティールだった。