スケートボードの東京五輪予選大会STUオープン男子ストリートで優勝した白井空良(17=ムラサキスポーツ)が20日、大会が行われたブラジルから帰国した。

五輪予選大会では初優勝の快挙にも「たまたま運が良かっただけ。ナイジャ(ヒューストン=米国)や雄斗(堀米)が普通に乗れば勝てなかった」と、ミスを連発した世界のトップ2を意識して話した。

スケートボードの東京五輪代表は、管轄するワールドスケートによる五輪ランキングによって決まる。10月末までの第1シーズンで7位につけ、第2シーズンの初戦で優勝した白井は、各種目20人ずつの東京五輪代表に前進したが「まだまだです。今回は5スター大会だし」と、世界選手権や世界最高峰のプロツアーSLSなどに比べて配点の低い大会での優勝を冷静に分析した。

これで年内の大会はすべて終了。今年はSLSや世界選手権など五輪予選大会全6戦に出場するほか、国内大会や招待大会にも数多く出場し、疲れはたまっている。ブラジルから24時間以上かけての帰国で「もっと練習しないといけないけれど、今は少し休みたい」と話していた。