フィギュアスケート男子でグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯でSP首位発進の羽生結弦(24=ANA)が23日、札幌市の本番会場で、フリーに向けた午前の公式練習に参加した。

フリー「Origin」の曲かけ練習では、得意のトリプルアクセル(3回転半)が2本、跳んだ瞬間に回転がほどけるなどのミスが出た。しかしその後は、試合では使えないが、4回転トーループ-オイラー-3回転フリップ-オイラー-3回転サルコーの“5連続ジャンプ”を跳ぶなど、高い技術を見せた。4回転ループや4回転サルコーも跳ぶなど、準備に余念がなかった。

前日22日のSPでは、唯一の100点超えとなる109・34点を記録。しかしコンビネーションジャンプの着氷で若干乱れ、悔しさをにじませていた。今日のフリーに向けて「明日は明日で別の演技ですし、違う日なので、違った集中の仕方をして、健康に最後まで滑りきれるようにしたいです」と意気込んでいた。第2グループの午後8時51分滑走予定。