関西リーグ2位の関学大が、同3位の神戸大を下し、宿敵立命大との決勝に駒を進めた(12月1日、大阪・万博記念競技場)。

第1クオーター(Q)、QB奥野耕世(3年)が投じた46ヤードパスは、敵陣5ヤードに到達。RB三宅昂輝(3年)の2連続ランで先制のTDを決めた。この日、三宅は同Qで2TDの活躍を見せた。第2Q途中で奥野を温存。代わりに出場したQB山中勇輝(2年)も19ー0の第3Qで、TDパスを決めダメ押しした。

この日の勝利で立命大との再戦が決まった。10日のリーグ戦では7-18で敗北。2位に甘んじた。さらに、1位を逃したため、16日の西日本代表校決定戦2回戦、今日の同準決勝と約1週間ごとの試合を勝ち上がらなければならなかった。決勝も1週間後。過密日程のなか宿敵との再会になる。主将のDL寺岡芳樹(4年)は「(決定戦の)2試合で相手から見習うべきところがあった。経験を積めた。僕たちは失うものは何もない。最後は気持ちで上回る」と勝利の喜びを感じさせずに、早くも戦闘モードに突入。

鳥内秀晃監督(60)は「体力的に疲れてるが、そんなん言うてられへん。最後は気持ちや。全部力出して負けたらしゃあない。前は力出せんまんま負けた。がんばりますわ」と話した。【南谷竜則】