来年8月に札幌市で開催される20年東京オリンピック(五輪)のマラソンコースが19日、決定した。市内中心部の中央区、豊平区、北区が「舞台」。大通公園発着で、前半は約20キロを1周、後半は約10キロを2周する変則的な周回コースとなった。

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女子マラソン代表の鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)は所属先を通じ、談話を発表した。

「MGC以降、沢山の激励を頂き身の引き締まる思いで練習に励んで参りました。北海道開催が決まってからは、私にとって初マラソンの地ということもあり、良いイメージを持っていました。今回コースが決まったことで、さらに本番を想定して自身の課題に取り組むことが出来ます。メダル獲得を目標に、自分の力を最大限発揮できるよう頑張ります。応援のほどよろしくお願い致します」

鈴木は初マラソンの北海道マラソンで優勝し、20年東京五輪の代表選考マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)の権利をつかんだ。好印象の舞台で、世界に挑んでいく。

またMGCで男子1位だった中村匠吾(27=富士通)は「まずは決まって良かった。今後、監督、コーチと相談して対策をしていきたいです」とコメントした。