全国高校ラグビー大会は30日、シード校が登場、大阪・花園ラグビー場で2回戦16試合を行う。前回大会優勝のBシード大阪桐蔭は29日、東大阪市内で茗渓学園戦を前に最後の調整を終えた。

戦後6校目の花園連覇を狙う初戦を控え、高校日本代表候補のNO8奥井章仁主将(3年)は「最初がいかに大事か、ミーティングでみんなに伝えました」。1年からレギュラーで3度目の花園になる。過去2大会の経験から「相手は1試合戦って、ほぐれている。そこで勢いに乗せるといけない。しっかり止めて、自分たちの形に持って行けるか、です」と説明した。

茗渓学園は伝統的に奔放なハンドリングラグビーが売り物だ。綾部正史監督(44)は「相手の形で展開されても、振り回されないように。いかにディフェンスできるか。特に最初の10分、15分で自分たちのスタイルを表現できるようにさせたい」と話した。