東京五輪・パラリンピックの国内競技団体(NF)協議会(岡崎助一議長)が21日、都内で行われた。

組織委の森喜朗会長(82)が冒頭、マレーシアで交通事故に遭ったバドミントン桃田に触れ「大変な事故だったが不幸中の幸い。金はかかるだろうが、選手は宝なので荷物との混載移動を避けるなど、きめ細やかな指導を」と現場に要望した。その後、非公開で行われた会の中でもアスリートの安全輸送体制が確認された。

会には五輪36団体、パラリンピック26団体の代表者が出席。組織委の室伏広治スポーツディレクターは「全団体がそろう規模は(通算9回目の)今回が最後かもしれない」と話し、今後は試合会場や国際競技団体(IF)と、各スポーツマネジャーが詳細を詰めていくステージに入る。陸上とパラ陸上の出席者が隣り合って座るなど「オリパラ一体」を推進した会議は、今回で一定の役目を終えた。