日本バスケットボール協会は30日、東京都内で会見を開き、8月16日に男女の日本代表選手による紅白戦形式の試合を行うと発表した。国立代々木競技場第一体育館で無観客で開催され、試合の様子はインターネットでライブ配信される。

イベントの一環として実施され、5人制だけでなく、3人制の試合も実施。車いすバスケのデモンストレーションも行う。5人制男子はラマス監督、同女子はホーバス監督が出場選手選考に関わり、試合当日の指揮を執る。両監督ともすでに日本国内に戻ってきている。

コロナ禍の影響で各選手のコンディションに差がある状況を踏まえ、要請に応じられる選手のみが参加する。5人制の試合では、男子が第1、第3クオーターにプレー、女子は第2、第4クオーターにコートに立つといった変則的な試合方式が検討されている。

三屋裕子会長は「できないことを考えてそこにとらわれるのではなく、できることにフォーカスしたい。皆さんに元気を届けたい」と力を込めた。感染症対策には万全を期す構えで、「安全に運営できて、安心してバスケに集中できるということが大前提」とし、出場選手には事前にPCR検査を3度実施。試合会場では選手と関係者の動線を分けるなどする。

全国高校総体(インターハイ)などが中止されたことを踏まえ、小中高の選手がチーム単位で参加できるオンライン大会として、「全国学生フリースローチャレンジ」を開催することも発表された。【奥岡幹浩】