関東学生アメリカンフットボール連盟は7日、今季は自動昇格の適用を見送ると発表した。新型コロナウイルスでチームの準備状況や各大学の課外活動方針がまちまちで、原則昇格、降格は行わないとしていた。自動昇格に限っては総合的に判断するとしていたが、状況が劇的に好転しているわけでなく、今後も楽観視できず、メディカル委員会の見解も踏まえて適用を見送った。

昨季は入れ替え戦で日体大、不祥事で出場を途中で辞退した慶大が、1部上位リーグTOP8から下位BIG8に降格していた。両校の今季でTOP8復帰はなくなった。

TOP8は10月10日に開幕し、通常の8校総当たりリーグ戦ではなく、2ブロックでリーグ戦後に順位決定戦を実施する。TOP8はAブロックが法大、中大、東大、日大、Bブロックが早大、明大、立大、桜美林大となっている。優勝校は東西大学王座決定戦甲子園ボウルで関西の優勝校と対戦する。

3年ぶりに復帰となる日大は、10月11日のアミノバイタルフィールドでの初戦で法大と対戦する。早大は初の3連覇がかかり、明大を含めた4強の争いと見られている。今季は春は試合ができず、長い期間練習自粛しとなった。ぶっつけ本番の短期決戦だけに、優勝争いは波乱含みとなりそうだ。