バスケットボール女子Wリーグの開幕記者会見が11日、都内で行われ、12連覇を狙うENEOSの渡嘉敷来夢(29)が「いつ試合が来てもいい。勝ち続けます」と決意を語った。

今季はベテランの司令塔吉田亜沙美(32)が、チームを退団し選手登録を外れた。さらに吉田の後継者とされていた藤岡麻菜美さん(26)が引退。ポイントガード2人が抜け、昨季MVPの渡嘉敷が担う役割は大きくなる。開幕戦では全チームに先駆けて、18日に富士通と対戦。「1人1人が自覚と責任を持って勝利に導けるように頑張っている。開幕を楽しみにしていただけたら」と話した。

昨季は15勝1敗と12連覇に突き進んでいたが、コロナ禍により打ち切りとなった。「12連覇かかっていて悔しいシーズンだったので今季は爆発させたい」と意気込んだ。

今季のWリーグは新型コロナウイルス対策として、選手の移動を少なくするため、全12チームを6チームずつの東西地区に分け、各会場にそれぞれ6チームが集まり、4回戦総当たりの試合を行う方式を取る。9月、10月に前半戦、来年1月、2月に後半戦を行い、各地区上位4チームが3月に行われるプレーオフに進出する。順位決定には勝ち点制度(勝ち2、負け1、試合不成立0)を導入する。またPCR検査については、シーズンを通して6回行う予定。すでに選手全員に1回目の検査を行い、陰性が確認されている。