体操男子でオリンピック(五輪)個人総合2連覇の内村航平(31=リンガーハット)が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを受け、ナショナルトレーニングセンター(NTC)を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)は30日、今後の施設利用の方針を発表した。

体操の練習場は利用を一時中止。その他の施設に関しては「日常的に新型コロナウイルス感染症予防対策に対応した清掃・消毒作業や感染防止策を行っている」とし、利用は継続される。保健所からの指示があった場合は、それに従う。NTCは体操に限らず、多くの競技団体の強化拠点。

現在、NTCに入館するにはマスクの着用、手指のアルコール消毒、サーモグラフィーによる検温、チェックシートによる体調管理等が求められている。

内村は国際大会「Friendship and Solidarity competition」(11月8日、国立代々木競技場)に出場予定だった。ともに出場予定だった他7人の選手と20日以降、ナショナルトレーニングセンターで隔離生活に入っていた。

28日にPCR検査を受け、29日夕方に陽性と診断された。無症状だった。この日の午前中には再検査を受け、30日中には結果が出る。今後の行動が決まる。

練習を一緒に行っていた選手、スタッフに陽性者はいなかったが、再検査を受ける。