18年平昌オリンピック銅メダルの高木美帆(26=日体大職)が、リンク記録を更新する1分14秒89で優勝した。

200メートルを全体4位で通過したが、中盤以降は伸びのある滑りで実力を示した。「タイムと順位は目標にしていたものを残すことができて良かった。滑りの内容や細かい部分はいまいちで、100%は出し切れなかった。今回のレースは特にコーナーがしっくりこなかった」。コーナーでの進み方や足の出てくる感覚などを修正点に挙げる。

22年北京五輪を見据えて、コーチらと相談の上、レースを絞りながら国内を転戦する。26歳のオールラウンダーは「年々体も変わり、年齢も重ねている。数年前のように経験を積むために全部出るというのは違うし、ステージが変わってきていると思う。バランスを見て(出場種目を)考えている」と説明した。

小平奈緒(相沢病院)が1分15秒75で2位、山田梨央(直富商事)が1分16秒80で3位だった。