全日本ジュニア女王の高校1年生、松生理乃(16=中京大中京高)が第2部3番手で登場した。エキシビション曲「セイ・サムシング」とアンコールで今季のフリー曲「パーハップス・ラブ」を披露。ダブルアクセル(2回転半)や3回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプなどで盛り上げた。

山田満知子、樋口美穂子の両有名コーチに師事し、昨年11月のグランプリ(GP)シリーズNHK杯ではジュニアながら3位と表彰台に立った。昨年末の全日本選手権では自身初の200点超えとなる合計204・74点で4位。シニア相手にも既に戦えている新鋭が地元の観客を魅了した。

場内では以下の本人コメントが読み上げられた。「今季のフリー曲は、初めてのボーカル入り曲を使っています。指先まで意識して踊ることを目標に練習を重ねてきました。まだまだ目標は遠いところにありますが、少しでも近づけるように頑張ります。コロナ禍で練習ができなかったり、出場を予定していた大会がなくなった中、こうして皆さまの前で演技ができることを、とれもうれしく、大変励みになっています」