日本レスリング協会は27日にオンラインで臨時理事会を開き、高田裕司氏を副会長、専務理事から解任し、理事に降格させる決定を下した。

補助金と競技団体負担金で、支払うコーチへの謝金の一部をコーチらに寄付させていた不正受給問題で、発案した当時の強化責任者だった。10年から3年間で約1400万円の寄付があり、海外遠征の慰労会の費用などに使用し、これが受給要件に反していた。不正受給額は理事の任意の寄付、寄付金の残額から返還していく。