兵庫の三原舞依(21)が63・24点を記録し、5位発進となった。

冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプは「3回転-3回転にしてこけたり、回転不足になるより、3-2でも加点をもらえる方がいい」と一瞬で判断。3回転-2回転でまとめ、続くダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップを着氷させた。

今大会は同門の坂本花織(20)と、兵庫代表として出場している。

「かおちゃん(坂本)から『舞依ちゃん、絶対に国体出てね』って言われて、せっかく代表に選んでいただいたからには、責任もって『ショート(SP)もフリーも、ベストの演技ができるようにしよう』と思って臨みました」

昨年末の全日本選手権後は納得のいく練習ができなかったというが、最終組の坂本にバトンをつないだ。

「明日は今日の反省点を踏まえて、とにかく兵庫県に少しでも貢献できるようにしたいです」

フリーは30日。生まれ育った兵庫に、恩返しの滑りを披露する。【松本航】