来年の北京オリンピック(五輪)へと続く大一番で、兄と妹が再び激突する。前回優勝の松村千秋(中部電力)と谷田康真(コンサドーレ)のペアが、決勝で吉田夕梨花(ロコ・ソラーレ)と松村雄太(コンサドーレ)のコンビと対戦することになった。

この日の午前の準決勝を終えた後に妹の千秋は、「決勝でまた兄(雄太)と戦える。楽しみながら、最後の1戦を頑張りたい」と意気込みを語った。

妹の千秋と谷田のペアが連覇を果たせば、北京五輪代表となる権利を手にする。兄雄太と吉田夕のペアが連覇を阻止し、世界選手権で日本の代表枠を獲得した場合は、あらためて代表決定戦が行われる。

両チームは1次リーグで対戦しており、松村千と谷田のペアが11-4で快勝した。

準決勝で松村千と谷田のペアは、ここまで唯一全勝だった小穴桃里(富士急)青木豪(札幌国際大)組と対戦し、延長9エンドにもつれ込む熱戦を7-6で制した。

吉田夕と松村雄のペアは、最終エンドの逆転勝ちでチーム柳沢を7-6で下して決勝に進出。プレーオフで8強最後の1枠に滑り込み、準々決勝では前回準優勝の強豪、藤沢五月と山口剛史組を破って勝ち上がっていた。

この日の午後1時より決勝と3位決定戦が行われる。