米バスケットボールNBAウィザーズの八村塁(23)が日本時間11日、東日本大震災発生から10年を迎え、チームの日本語公式ツイッターに動画メッセージを寄せた。

この日は各地でシーズン後半初戦が行われ、グリズリーズ戦に先発した八村は、5試合ぶり2桁の11得点、6リバウンドを記録。チームは112-127で敗れたが、高校時代を東北で過ごした選手として特別な日に奮闘した。

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震災発生時は中学生だった八村は動画で、「僕はまだそのとき13歳でしたが、あの日のことを覚えています」と切り出した。富山県で育ち、高校ではバスケットの強豪、宮城・明成高(現仙台大明成高)でウインターカップ3連覇を果たした。「高校時代は地震と津波の影響を受けた仙台に住み、渡米するまでの3年間を過ごしました」と振り返り、「今日はいろんな思いを持ってこの日を迎えている人が多いと思いますが、僕もあの日を忘れません」と述べた。動画には英語の字幕もつけられ、世界中のファンがリツイートした。