ノルディックスキー・ジャンプの雪印メグミルクが20日、札幌市内で来季の新体制を発表した。

原田雅彦監督(52)が総監督、岡部孝信コーチ(50)が監督に就任することになり、元所属選手だった坂野幸夫氏(45)が新たにコーチとして指導陣に加わる。46年創部で今年は75周年を迎える。歴史あるチームの監督を任される岡部氏は「(22年)北京五輪では当社スキー部が日本代表選手を独占するくらいの気持ちでチーム強化に励んでいきたい」と意気込みを口にした。

五輪に複数の選手を送り出し、メダルを獲得する目標のためのスタッフ強化に乗り出した。総監督としてチームを統括し、国内外のスキー情報を収集して還元していく原田氏は「7年間監督としてやってきたが、岡部監督をサポートしていきたい」と話した。

坂野氏は94年に同社に入社し、11年3月で現役を引退。その後は営業職など社業に専念していた。長男旭飛(15)が所属する札幌ジャンプ少年団では指導を行っていたが、古巣での指導に「伝統あるスキー部のコーチ。45歳って年齢は、一番選手に近い。コミュニケーションをとっていきたい」とプランを描いていた。