男子SPで初出場の鍵山優真(17=星槎国際高横浜)が100点の大台に乗せた。従来の自己ベストを9・35点更新する100・96点で2位。SP世界6位の高得点を記録し「緊張よりも楽しみの方が大きかった。悪い緊張をしなくなったのが成長」とうなずいた。

上半身はゴールド、下半身は黒の新しい衣装に身を包み「アジアの民族衣装のイメージ」。冒頭の4回転サルコー-3回転トーループからミスなく、完成度の高さを示した。体調を考慮して海外遠征を控えてきた父の正和コーチ(49)が同行。五輪2度出場の父と「ここに来たから後悔しない演技をして帰ろう」と話して氷に立ち「いい演技を見せられて、喜んでいたので良かった」とほほえんだ。

20年12月の全日本選手権では、羽生、宇野に続く3位。22年北京五輪を目指す高校2年生が、世界に強烈なインパクトを残した。

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