ショートプログラム(SP)8位の三浦璃来(19)、木原龍一(28=ともに木下グループ)組がフリーは120・04点、合計184・41点で大会を終えた。

スロージャンプで転倒はあったものの、リフトなどで結成2年目とは思えない演技を披露。加点も引き出しながら滑りきった。2度の五輪経験がある木原の「以前までだと、120点はお祭り騒ぎだった。今は悔しい。もっともっとうまくなりたい」という言葉が頼もしかった。三浦の「私自身ミスが多くて、もっとこうしておけばよかった」という言葉も、逆に向上心と自信を感じさせた。

カナダが練習拠点でコロナ禍の影響も大きい中で、帰国を断念。20年は地道に努力を続けてきた。今大会で16枠が与えられる北京五輪出場枠の獲得も決めた。今後の選考状況になるが、日本の1番手ペアとして役割を果たした。三浦は「ショートもフリーもミスなく滑りきることが目標。滑りきったら結果も付いてくる。五輪ではさせるように」と1年後を見据えた。