若き新女王が氷上で「サプライズ」を受けた。フィギュアスケート世界選手権(スウェーデン)の上位選手らが共演するエキシビションが最終日の28日、ストックホルムで行われ、女子で初出場初優勝を飾ったアンナ・シェルバコワ(ロシア連盟)も登場。くまのぬいぐるみを持ち込むプログラムを滑り終わると、リンクに現れたのは男子で3連覇を飾ったネーサン・チェン(21)。その手には花火が輝くバースデーケーキが持たれていた。

シェルバコワはこの日が17歳の誕生日。26日のフリー後には「人生最高のプレゼント。演技には満足していないが、目標の1位になれてうれしい」と優勝を喜んでいたが、粋な演出で祝われた。花火の火花が大きすぎて顔をのけぞらせて戸惑う姿は初々しかったが、4回転ジャンパーが次々に登場するロシア勢の中心的存在。17歳で迎える北京五輪での頂点を狙う。