エリート男子の部は、昨年の日本選手権覇者で今月1日付で日本国籍を取得したニナー賢治(27=NTT東日本・NTT西日本)が1時間48分59秒で優勝。得意のランで抜け出した、2位北條巧、3位古谷純平が続き、日本勢が表彰台を独占した。

「バイク(40キロ)」を終えて北條、古谷、19年アジア選手権覇者のオスカー(香港)と3選手とトップ争いを演じ、ニナーは最終競技の「ラン(2・5キロ×4周)」で大きく引き離した。他の選手とほぼ同時にスタートしながら、上り下りが激しいコースを自慢の脚力で難なくこなし最終的には2位北條に1分近く差を付けてゴール。久々の国際大会で優勝を果たしたことに「練習してきたことができた」と喜びを見せた。

次戦は3週間後の来月15日横浜市での世界シリーズ。「世界と勝負するために、もっと練習します」と強い決意を見せた。