女子テニスで、世界2位の大坂なおみ(23=日清食品)が、エントリーしていた14日開幕のベット1オープン(ドイツ・ベルリン)を欠場することが6日、分かった。エントリーリストの大坂の名前には、取り消し線が引かれており、欠場となった。

同大会は28日に開幕する4大大会ウィンブルドンの前哨戦で、芝コートの大会だ。ウィンブルドンのリストにはまだ大坂の名前があるが、前哨戦の他の大会にはエントリーしていない。もしウィンブルドンに出場するとしても、赤土と並んで苦手の芝にぶっつけ本番で挑むことになる。

大坂は現在開催されている全仏オープン前の5月27日に、自身のSNSで「選手の心のケアが考えられていない」として全仏での会見拒否を宣言。同30日の1回戦で勝った後、宣言通り会見を拒否した。大会から1万5000ドル(約165万円)の罰金を科され、その後、2回戦を棄権。再び自身のSNSで、18年全米優勝後からうつで悩んでいることを明かしていた。