女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)が、大地震に見舞われた、父の祖国でもあるハイチに賞金の一部を寄付する考えを明かした。カリブ海の島国ハイチでは、14日に起きたマグニチュード(M)7・2の地震で、死者が少なくとも300人超に達している。大坂は15日、自身のツイッターを更新し、寄付の意向とハイチ国民を励ますメッセージを出した。

「ハイチで起こっているすべての荒廃を見るのは本当につらいですし、気を休めることもできないと思います。今週はトーナメントに出場する予定です。賞金はすべてハイチの救援活動に寄付します。私たちの祖先の血は強いことを私は知っています。私たちは上昇し続けます」。

大坂は15日に米シンシナティで始まる全米オープン(30日開幕・ニューヨーク)の前哨戦、ウエスタン・アンド・サザン・オープンに出場予定。

ハイチでは7月に大統領が暗殺されるなど、治安も悪く、国民が貧困に苦しむなど混乱が続いている。