8月29日、F1第12戦ベルギーGP決勝が行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が今季6勝目を飾った。

スパ・フランコルシャンは朝から断続的な雨に見舞われ、路面の水量が多く水しぶきで視界不良のコンディション。スタートが25分順延となった後にセーフティカー先導で走行するがレースは不可能と判断されて赤旗中断。

2時間47分に及ぶ中断を挟んで天候の回復を待ち、全車がセーフティカー先導でコースインしてスタートが切られたものの依然として視界は悪く、3周を走行した時点で再び赤旗が提示されてレースはそのまま終了となった。

「今週末は予選でポールポジションを獲得するのがとても重要だった。きちんとしたレースができなくて残念だけど、視界はとても悪かった。こんなに遅くまでサーキットに残ってくれたファンのみんなに御礼を言いたいよ」(フェルスタッペン)

「5メートル先も見えないし、どこにクルマがいるかも分からなかった。レースができる状況ではなかったね」(ルイス・ハミルトン)

予選順位のままフェルスタッペンが優勝し、2位には初表彰台となるジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、3位には選手権リーダーのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)という結果になった。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は他車の脱落を受けて15位でフィニッシュとなった。(米家峰起通信員)