東京パラリンピックのボッチャ個人(脳性まひBC2)で金メダル、同チーム(脳性まひ)で銅メダルを獲得した杉村英孝(39=伊東市出身、伊豆介護センター)に29日、伊東市民栄誉賞が贈られた。2個のメダルを獲得した活躍が認められ、同賞の第1号受賞者となった。贈呈式が同市役所で行われ、小野達也市長(58)が表彰。賞状や記念品などを受け取った杉村は「さまざまな形で届けられた、市民の皆さまの応援が大きな力になりました」と感謝した。

ボッチャ競技で日本初の金メダリストとなり、国内の盛り上がりを肌で感じている。「このムーブメントを一過性で終わらせないためにも、競技者としてさらなる高みを目指し、ボッチャの発展に貢献したいです」と決意を新たにした。

勤務先の伊豆介護センターには、杉村の活動支援に努め、スポーツ振興に貢献したとして、感謝状が贈られた。【古地真隆】