全日本選手権3連覇中の小松原美里(29)小松原尊(30)夫婦組(ともに倉敷FSC)が、夢の22北京オリンピック(五輪)へ勝負の3連戦へ向かう。

今季初戦を納得の6位で終えた後、代表を争う村元哉中(28)高橋大輔(35)組(ともに関大KFSC)との一騎打ちへ闘志。次戦のGPシリーズ第4戦NHK杯(11月12~14日、東京)で直接対決となることに対し、美里が「(NHK杯の翌週の)ワルシャワカップと年末の全日本選手権もあるので3連戦。私たち、お尻に火がついた状態と言いますか。練習の時も『彼らも頑張ってるんだから負けちゃダメだ』って、去年から話しています。やんなきゃ! っていう気持ちになりますね」と語った。

続けて「彼らも…彼らとか言っちゃダメですね、大輔君たちも2年目ということで気を抜いていられない」と、同郷(岡山)の先輩で憧れの存在でもある高橋の名を、敬意を持って挙げた。

そして「差も去年よりは詰まるんじゃないかなと思うんですけど、しっかりリードできるように。自分たちで取ってきた枠なので、自分たちで使いたいから頑張ります!」。今年3月の世界選手権で19位に入り、自ら持ち帰った北京五輪のアイスダンス日本代表枠「1」へのこだわりとプライドを口にした。【木下淳】