16大会連続51度目の出場となる古豪、日川のWTB三富翔之介(3年)が快足で2回戦進出に導いた。

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5点を追う前半26分、自陣10メートルライン付近の左大外でボールを受けると、50メートル5秒98のスピードと巧みなコース取りで同点トライ。小学生の頃からサッカーのサイドバックで磨いたキックを生かし、自らゴールを決めて逆転した。主導権を引き寄せると「あのプレーでみんなに火が付いた。磨いてきたスピードがいい形で出せた」と胸を張った。

小学生の時はサッカーが主、次にラグビー、空いた時間には陸上と“三刀流”だった。陸上ではハードルや幅跳びを経験。今も練習後には必ず100メートルを5本走り、その武器を磨く。グラウンドを離れれば、東海大大阪仰星高時代から注目するWTB大畑亮太(筑波大)や、19年W杯日本代表WTB福岡堅樹氏らの動画を見て研究。スピードに乗りながらステップを踏めるよう、努力を重ねてきた。

30日の2回戦はBシード長崎北陽台戦となる。目標とする8大会ぶりの年越しへ「(今回は失点した)立ち上がりを改善して、最後の大会で(3回戦進出を)つかみたい」と誓った。【松本航】

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