B組の東京SG(旧サントリー)が前身のトップリーグで昨季4強のトヨタ(旧トヨタ自動車)を50-8で圧倒し、開幕2連勝とした。

計7トライで相手と3トライ差以上のボーナス点獲得。前半を29-3と圧倒し、後半5分に右スクラムからニュージーランド代表FBマッケンジーのトライで主導権を握った。相手を1トライに封じ、日本代表CTBの中村主将は「防御の課題をクリアしたのがすごく良かった」と喜んだ。

前日15日にはトンガ沖で海底火山の大規模噴火が発生。トンガ出身で日本代表のNO8タタフは、家族と連絡が取れない中で後半12分に途中出場した。左手首のテーピングには「TONGA」「DAD」「MOM」と家族への思いを記したが、プロップ石原は「本人が(心配な)そぶりを見せずに、試合にフォーカスしてくれた」。試合後には仲間が「家族の無事を祈っている」と声をかけ、難しい状況下で戦い抜いた仲間に思いを寄せた。【松本航】