少年男子は中村俊介(16=愛知・中京大中京高)が合計192・76点で優勝を果たした。

ショートプログラム(SP)で73・78点を記録し、首位で決勝(フリー)を迎えた中村は、序盤に大技のトリプルアクセル(3回転半)、2回転トーループを成功。ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプなどでGOE(出来栄え点)が複数回マイナスを記録したが、全てのジャンプを着氷させた。「あー、ミスった!」などと声を出して悔しがるなど、気持ちを前面に押し出した。

演技後は「順位が下がると思っていた。やばいなと思っていたので安心した」と、胸をなでおろした。

昨年10月の近畿選手権ジュニアで優勝。今季の目標として掲げていた昨年12月の全日本選手権にも出場を果たした。それでも「今季は練習が足りていなかった」と反省。「ノーミスでフリーをできるようにスタミナを強化していきたい」と力強く語った。

 

総合成績の上位選手は以下の通り。

(1)中村俊介(16=愛知・中京大中京高)192・76点

(2)片伊勢武(17=兵庫・関西大一高)185・49点

(3)吉岡希(18=兵庫・西宮甲英高)185・20点

(4)森本涼雅(14=京都・高槻市立第一中)169・95点

(5)菊地竜生(17=東京・目黒日本大高)160・09点

(6)誉田知己(17=愛知・愛知みずほ大瑞穂高)155・09点

(7)朝賀俊太朗(16=大阪・向陽台高)151・55点

(8)松岡隼矢(17=福岡・沖学園高)150・70点