静岡ブルーレヴズは30日、第4節のホームNTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦(ヤマハ)でようやく今季初戦を迎える。

新リーグの開幕直前に新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。約2週間の活動を停止し、3試合を中止した。練習が公開された28日、堀川隆延監督(48)は「全ての方々に申し訳ない思い」と話した。活動停止中に届いた多数の応援メッセージに対して、「勝利で恩返ししたい」と力を込めた。チームのパフォーマンスは「8~9割戻っている」という。コロナ禍のため、結束力が高まったことを強調した。

大阪戦には、21日からチームに合流した南アフリカ代表クワッガ・スミス(28)がNO8でメンバー入り。昨季初戦で左アキレス腱(けん)を断裂し、試合復帰を目指すフッカー日野剛志(たけし、32)も控えで名を連ねた。「自分がいいプレーをして、チーム一丸となって戦いたい」と意欲を示した。【倉橋徹也】