センターコートでの悔しさをバネに関東大学1部リーグで飛躍する。今春の全日本高校選手権(春高バレー)でチームを4強に導いた雄物川(秋田)角田颯哉(つのだ・はやて=18)が、東海大に進学することがわかった。春高バレーでは高いブロックと力強いスパイクで得点を量産。目指す「何をやっても上手なプレーヤー」になるために、レベルアップを図っていく。

「センターコートは夢のまた夢の舞台でした」。春高バレーで準決勝進出を決めた時、角田は夢の舞台に立てることを心から喜んだ。しかし、待ち望んだセンターコートでは日本航空に0-3のストレート負け。それから3週間、角田は「雄物川の最高記録を超せなかった、勝てなかったという悔しさがある。自分がしっかりしていれば結果は変わっていたかもしれない」と胸の内を明かした。

悔しさが原動力となっている。角田は「もっと高いレベルでバレーをしたいという気持ちがありました」。雄物川・宇佐美大輔監督の勧めもあり、東海大への進学を決意。角田は「実力では技術も体力もほかの新入生より下だと思う。今からどんどん自分のレベルを上げて、1年生からチームの中心として活躍できるように頑張っていきたいです」と自身の“挑戦”に気を引き締めた。

頭の中はバレーボール一色だ。高校バレーを終えた後の空き時間は、YouTubeでバレーや筋力トレーニングの動画を見て、自身に落とし込んでいる。角田は「大学に入った時、身体ができていないと全然ついていけないと思うので、こういう意識を大事にしたい」。強豪ひしめく関東1部リーグへの“挑戦”へ、心身ともに準備に余念がない。

目指すは「何をやってもうまくできるプレーヤー」だ。春高では自身の決定力やサーブのレシーブに課題が見えた。「自分がしっかりしていれば…」。同じ気持ちは2度と味わいたくない。角田は「自分の力が通用すると思えたら、将来はVリーグにも挑戦したいです」とVリーグも視野に入れている。自己研さんを怠らず、疾風(はやて)のごとく成長を続けていく。【濱本神威】

◆角田颯哉(つのだ・はやて)2003年(平15)5月8日生まれ、埼玉県出身。小学3年で福島に転居。両親の勧めで小学4年からバレーを始める。雄物川では高校1年の9月からスタメン入り。188センチ、78キロ。家族は父、母、兄、弟3人と妹。